2016年6月9日木曜日

ガルパン劇場版で考える極上爆音上映 vs 4DX

友人に誘われて何年ぶりかに映画館で映画を観たが、映画館に求められるものも変わってきたのだろうか。



ガルパンに出会うまで

以前からガールズ&パンツァ―という名前だけは自分のセンサーに引っかかっていた。

もっともパンツァ―が戦車を指すことは知らず、何のアニメなんだ?という疑問がきっかけである。

確か1~2年前にPVだけ見たような気がするが、当時は戦車に女子高生が乗っているという状況に違和感を感じざるを得なかった。

そのときに把握できたことは戦車道なるものがあるらしいということで、それも部活動の類いか何かかということだ。

そんな状態で今年の3月、中学時代の友人の薦めでようやく見た。

最近は日常系のアニメが多く、アクション系のアニメが見たかったというのもあり、案の定ドハマり。

OVAまで全て観終えて残すは映画だけであったが、自分一人で観に行くのもなんだか寂しく、後で見ればいいかと考えていた。

友人に誘われて

ガルパンに出会って2か月、少しほとぼりが冷めてきたところで頭から熱湯をぶっかけられたように、ガルパン熱が再起されるイベントが発生した。

大学の友人に、立川へ爆音上映を観に行かないかと誘われたのである。

これはまさに青天の霹靂。

極上爆音上映なるものの存在だけ聞いており、実態は全く不明の上映スタイルにも興味があった。

個人的理由で予約は友人に任せてしまったのだが、公開から半年経つというのにゴールデンウィーク中は予約でいっぱいになっている。

ちょうど観に行けるという日はたまたま1日(土曜日)=映画の日。料金が安くなるうえに土曜日となれば、客が殺到するのである。

当然予約は熾烈を極め、たった五分で席がほぼ埋まった。そんな中でもなんとか二人分の席を予約してもらい、感謝の言葉しか出ない。

大迫力を感じたいなら爆音上映

映画当日。最初の広告が終わり、画面に西住殿が現れたとき、ぶっちゃけ「え?」と思った。

音が普通の大きさだったからである。

爆音上映というからもっと大きいものかと思ったけど、まあこんなものか。そう思った。

復習も終了し、本編スタート。ダージリンとペコが戦車内で会話しているシーンだ。

そこから大砲の中を通過して外観が見えるまでズームアウトされていくわけだが、その時異変は起きた。

ぶおおぉおおぉぉおおぉぉんん!!(表現しづらい)

馬鹿みたいに大きな音が体感されたのである。

その直後、大洗女子学園&知波単学園(初登場)連合チームが、中央に固まっているチャーチルVIIとマチルダ3輌に砲撃。

その様子を活字にすることはもう諦める。

とにかく振動がすごい。音の大きさはもちろん、振動が体全体を揺るがし、まるで本当に砲撃を体感しているように感じられるのである。

これは本当に家に欲しいシステムだ。マンションなんかでやると追い出されるので、戸建てで地下にスタジオを作るのがいいだろう、資金があれば。

それはともかく、砲撃シーンに関して、爆音上映以外に適しているものはない。後でディスクを借りて観たとしても、この経験だけは不可能だ。

しかも、立川シネマはスタッフが直々に設定している。したがって、上映されているのは作り手が見せたかった作品そのもの。

音を単純に大きくするのではなく、砲撃や戦車の移動に伴う振動など、戦車戦の部分で局所的に音量を調整することで、迫力が伝わりやすくなっている。

映画館に来て、これほど満足したことはそうない。

幅広い感覚を味わうなら4DX

とても長くなってしまったが、爆音上映を観たところで自分の中でのガルパンはとりあえず終焉を迎えたと思っていた。

しかし、ちょうど一か月後の映画の日。今度は5月21日から再上映されている4DXを観に行かないかと同じ友人からオファーが来た。

再上映を知った時から4DXも気になってはいたが、まさかもう一度チャンスが訪れるとは。

返事をしたのは当日の深夜2時を半分も回っていて予約できるのか不安ではあったが、翌日にサイトで確認したところ結構空いていた。

流石に平日は激混みにはならないようだ。

当日。

客席に入って驚いたのは席数と通路の幅である。席も大きく、前の席には足を伸ばしても届かない。

4DXも初めてで、座席が動いたり様々なエフェクトが発生することだけ見聞きしていたが、思っていた以上に立派なつくりである。

映像は2Dで、また映画の日だったため、非会員でもこれで2,100円である。通常1,800円であることを考えると、なんか安い。

さて、座席がいつ動き始めるのか知らないまま、とりあえず本編前の広告が流れ始めた。二度目の映画館で再びデットプールの広告を眺めていた。

そのとき、何となく下でスイッチが入ったような感覚がした。気のせいかもしれないが。

広告が終わり、また広告が始まる。しかし、何かがおかしい。

広告にしては登場人物もタイトルも示されない。しかも、車が走り回って水をかぶったり銃撃戦を繰り広げたりしているのである。

もしやこれは?と思っていると案の定、車がいた位置に映画館の座席がある状態でリプレイが始まった。

と同時に、座席がめっちゃ揺れる、水かかる、風がぴゅんぴゅん耳を掠める。これすごくないか!?

揺れが思っていたより遥かに大きい。しかも、空気弾が結構な勢いで噴き出す。

本編でも期待を裏切らず、戦車の揺れがぐわんぐわん感じられた。砲撃は空気弾で表現されていて勢いがある。

草原らしき匂いはとても甘い香水のようだったが、終わってみるとあの匂いが懐かしい。

雨のシーンでは本当に上から水滴が落ちてきて、かなりリアリティがあった。

入浴シーンではどこに使うのかわからなかったバブルが登場。なるほど、ここくらいしかないか。(最後にも使った)

煙はシーンによって量がまちまちで微妙ではあったが、少し多いと雰囲気は出ていた。(陰で画面が暗くなるが)

火花が散ったときのフラッシュも雰囲気が出ていてGOOD

総じて考えると、揺れを感じたり砲撃を風で受けたりと楽しいのが4DXである。

極上爆音上映 VS 4DX

最終的な結論は、極上爆音上映の僅差での勝利である。

様々なエフェクトを体感するのも楽しいが、砲撃を振動で感じるのはたまらなかった。

人間は母親のお腹にいるときに外の音が重低音として伝わることから、そのような音や振動に興奮を感じるとも言われているらしいが、その影響なのだろうか。

しかし、戦車の揺れや火花のフラッシュなどは4DXでしか感じることができない。あの感覚も捨てがたいのだが...
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